
川崎巨泉「郷土玩具集」より「辰」
張子 龍(島根県/昭和中期)
紙びな
日本の伝統行事には古くから紙が使われてきました。現代の生活の中でも、紙は様々な場面で変わらずに生き続けています。
白く清浄で厳しさと温かみの両面が共存した素材である紙は、新しい年に期待を込める神聖なものとして、また身の穢れを移す媒体として、人々に大切に受け継がれてきました。
また、紙は色鮮やかな張子や浮世絵、千代紙などの素材としても用いられ、正月やひな祭りをモチーフにしたものは、ハレの行事や日々の暮らしにも彩りをそえてくれます。
新年を迎えるにあたり、新年を祝う張子などの干支飾り、大黒や恵比寿など七福神が描かれた縁起物や吉祥文様の切紙、宝船。桃の節句を祝う立ちびな・流しびな・創作びななどの紙びなや、御伽犬(犬筥)のほか、浮世絵、千代紙など、当館所蔵資料の中から、お正月やひな祭りに関する紙製品を展示します。
*会期中に展示替えを行います