
瑜伽師地論 第四十五/讃岐山田郡/舎人写/天平16年(744)
7世紀頃、中国大陸から朝鮮半島をへて日本に伝わった紙づくりは、律令制度や仏教とともに各地へ広まっていきました。当時、紙は貴重品だったので、戸籍用紙や公文書、写経などに使われていました。
平安時代になると、貴族が和歌を詠んだり、写経をするために使われる、きらびやかな加工紙が生み出されました。鎌倉時代以降は、武士中心の社会となり、文書に用いる実用的な紙が増えてきました。
王朝継ぎ紙 小色紙/近藤富枝作
やがて江戸時代になると、多くの藩が専売品として紙の生産を奨励したため、紙の生産量と種類が増加し、一般庶民に紙の利用が広まりました。半紙や障子紙だけでなく、衣類、食器、家具、おもちゃなどの加工素材として、和紙は日常生活に欠かせないものになりました。
徳川吉宗黒印状/享保6年(1721)
紙布(しふ)の丸帯京都/江戸末期
津島扇子団扇屋重四郎/文久年間(1861~64)
有明行灯(ありあけあんどん)江戸時代
一閑張(いっかんばり)の高杯京都/江戸時代
千代紙「花丸文」江戸末期~明治時代/木版刷