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    古代の紙原料、カジについてのお話

    2013年02月13日 - 10:41

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    先日の2/11、友の会主催の講演会「古代のカジ 紙原料」が盛況の内に終了しました。
    ご講演いただいた河野徳吉先生、ご出席いただいた皆様、ありがとうございました。

    現在、和紙の三大原料といえば、コウゾ・ミツマタ・ガンピですが、古代に用いられたカジについて、大変興味深いお話をお伺いすることができました。

    先生は実際に庭でカジを栽培していらして、四季折々に見られるカジの生態についてじっくりお話いただきました。

    実がなるまで7年かかること、化学薬品を使ったらすぐに枯れてしまうこと、木には雄雌の違いがあり、蝶によって受粉した雌の実が夏には赤く熟れて種が飛び出すこと・・・。
    ちなみに、赤く熟した実をなめると、甘いそうです。それが不老長寿の薬として信じられていたのだとか!

    カジの紙は、ツヤがあって強い紙だそうです。
    当日は、実際に栽培したカジを使って、越前の紙漉きの皆様がつくった紙をお送りいただきました。
    (ありがとうございました!)
    カジの枝や紙は、会場の皆様も興味深く手に取っていらっしゃいました。

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    カジの歴史や文化についてもお話をいただきました。

    元々はヒマラヤの麓に原生林があり、人の移動と共に日本にもやってきたこと、冷泉家の七夕の行事、乞巧奠(きっこうてん)で、カジの葉が登場すること、諏訪のあたりではカジの葉の家紋や神紋が多いことなど、大変興味深いお話ばかりでした。

    古くから紙が人々の生活に深く関わっていて、その中でカジが日本の文化にも深く根付いていたのですね。

    友の会講演会は、一般の方もご参加いただけます。
    毎年一度、2/11(祝)に開催を予定しておりますので、ぜひまた来年をお楽しみに!

    (Y)

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