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  • 企画展

    「立版古(たてばんこ)」製作のウラ話(3)

    2011年05月03日 - 10:48

    作って感じる絵師のすごさ

    眺めるだけでなく、実際に作ってみると、立版古を描く絵師には、他の浮世絵とはまったく違った才能が求められただろうことが想像できます。限られた紙面に必要なパーツ全てを無駄なく描き込んで、平面から立体に仕上がるようにするなんて! 出来上がりの見た目はもちろんですが、作りやすさに差があるのは、純粋な難易度だけでなく、絵師の腕前が大きく係わっているように感じます。

    おもちゃ絵に天才的な能力を発揮した絵師に、「おもちゃ芳藤」と称された歌川芳藤がいます。変わり絵、擬人絵、着せ替え絵など、本当に多彩なおもちゃ絵を数多く残しており、立版古にもすばらしい作品が知られています。当館所蔵の立版古の中では、前回紹介の「頼朝公放生会の図」は彼の作品です。

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    企画展「おもちゃ絵の世界~見る・作る・遊ぶ・学ぶ~」は、4/26(火)より後期展示が始まりました。
    20数点の作品が展示替えで新登場しています。「大ポンプの組上」は新登場、「頼朝公放生会の図」などは、引き続き展示しています。ぜひ遊びに来てくださいね!

    (H)

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