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2010年06月02日 - 10:42
今から60年前の1950年6月8日、「製紙記念館」がオープンしました。現在の紙の博物館の誕生です。
ここで、その誕生秘話を少し紹介しましょう。
渋沢栄一の提唱で1873年に設立された「抄紙会社」はその後大きく発展し、「王子製紙」として第二次世界大戦まで日本の製紙産業を牽引してきました。しかし、1949年、戦後の占領政策に基づいて十條製紙・苫小牧製紙・本州製紙の3社に分割されることになったのです。
この王子製紙には、戦争が激しさを増す中で苦心して集めた貴重な手漉和紙の標本や、和洋紙文献・資料などが収集されていました。これらの資料を整理、保存するとともに、一般に公開して社会貢献することを目的として、製紙記念館が設立されたのです。
戦後の混乱がまだ続いている中で、いち早く産業博物館的性格をもつ当館が誕生したことを考えると、先人たちの見識と努力に頭が下がるばかりです。
さて、開館日が6月8日とされたのにはワケがあります。
これは、1875年に当時の抄紙会社(王子工場)がほぼ完成し、ボイラーが初めて運転を開始したという、由緒正しい日だったのです。
・・・と、こんなうんちくは知らなくても、
60周年の今年、この記念すべき「かみはくの日」は"入館無料"となりますので、ぜひ遊びに来てくださいね!